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九州大学病院 先端医工学診療部

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腹部

食道胃静脈瘤とは

食道胃静脈瘤とは

慢性の肝臓病を患っておられる方は、ときどき吐血、下血などの症状が現れることがあります。出血の量はしばしば大量となり、放置すると出血多量や肝機能不全で命を落とす場合があります。多くは食道静脈瘤や胃静脈瘤(両方まとめて食道胃静脈瘤といいます)の破裂による出血です。

 

食道胃静脈瘤の治療は近年飛躍的に進歩を遂げました。それには内視鏡の技術開発と進歩が大きく貢献しています。食道静脈瘤のほうは、ほとんどの場合内視鏡的硬化療法、内視鏡的静脈瘤結紮術など内視鏡的治療によりコントロールできるようになってきました。胃静脈瘤には、内視鏡的治療に加えてカテーテル治療も普及してきました。

しかし、なかにはこれらの治療法だけでは治療が困難で、手術をしなければ出血がおさまらないあるいは消失しない静脈瘤も存在します。 CAMITでは低侵襲手術として食道胃静脈瘤の患者さんに対し腹腔鏡下脾臓摘出術や腹腔鏡下ハッサブ手術を行っています。

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