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先端医工学診療部トレーニングセンター

九州大学病院 先端医工学診療部  橋爪 誠


1.概要

 本先端医工学診療部にはロボット手術トレーニング室を設置し、ロボット治療に関しての先端医療を担当する医師の訓練や、医学部学生および研修生等の教育の場としての役割を担うことを目指します。ロボット治療は、まだ一般に認められた医療ではなく、開発段階の実験的医療であるため、国民のロボット治療に対する安全性や信頼度など社会的な認知をえるためにも、また、このロボット治療を発展普及させていくためにも、このロボット手術トレーニングセンターは不可欠のものです。本先端医工学診療部が、世界のロボット治療開発の教育研究拠点となるためにも、わが国からだけでなく、広く国内外、特にアジア地域からの医師の養成にも力を入れます。本施設が、世界のロボット治療研究教育拠点となることで、世界中の外科医のロボット治療に対するニーズ、改良点などのアイデアがこの施設に集中して得られることになり、企業や大学研究者にとっても、新たな開発の戦略を練る上で貴重なデータの集約が図られる利点があります。

2.背景

1)米国においては、内視鏡外科手術支援装置ダビンチが平成12年7月にFDAより一般外科用としての市販を承認され、機械を使用する外科医の訓練に関しては、FDAが指定した施設で受けることを義務付けています。米国では、指定された施設に全米から内視鏡外科医が訓練のために  必ず訪れなければならず、訓練は有料で、医療機関と企業とで訓練にあたっています。

2)わが国においても、コンピュータ支援外科手術の普及と内視鏡外科医の訓練や教育、および研究を目的としたトレーニングセンターの設置が望まれるところです。

3)設置による利点としては、実際に新しく開発されたロボットをヒトに初めて応用する前に、外科医を新しい機器に慣れさせ、訓練してから実際の手術を施行することができるメリットがあります。 教育機関としては、医学部学生や研修生への教育および実習としての効果が期待できます。そのほかに、他大学医工学系研究者、企業研究者などを集中的に参加させ、新しい技術の導入や開発が容易となります。

4)また、本トレーニングセンターは内視鏡外科手術のトレーニングや生命管理のトレーニングなども実施していきます。

 

[トレーニングセンターの詳細] → こちら

 



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