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手術ナビゲーションとは直接見ることのできない体内あるいは臓器内の病変及び手術器具の位置を、CT・MRIなどにより得られる画像情報や位置センサーなどにより検知し、外科医にわかりやすく提示することで正確で安全な手術を支援する技術です。
CAMITでは、腹腔鏡の画面にナビゲーション画像を重ね合わせて表示する拡張現実感(Augmented Reality)表示ナビゲーションシステムやOpen MRIを使用したナビゲーションシステムを開発しています。


腹腔鏡下大腸手術を行う際、肥満傾向のある患者さんや腹部の手術を以前に受けた患者さんでは尿管(腎臓から膀胱に尿を運ぶ管)がどこにあるのかなかなか判らないことがあります。
そこで、CAMITでは手術の前に撮影したMRI (MR Urography)の画像をもとに作成した尿管の立体モデルを腹腔鏡画像に重ね合わせて表示する尿管走行ナビゲーションシステムを開発しました。
本システムを用いた患者さんは全員、尿管の位置が容易に確認でき、正確で安全な手術を行うことができました。

センチネルリンパ節とは胃がんが転移する際、一番初めに転移をきたすであろうリンパ節です。つまり、そのリンパ節には他のどのリンパ節よりも早く胃がんからリンパ液が流れてきます。
そして、リンパ節にとりこまれる性質を持つMRI造影剤SPIO(superoxide paramagnetic:超常磁性体酸化鉄コロイド)をがんの部分に直接注射すると、SPIO注入15分後に、胃の周囲にある5mm大のリンパ節が映ってきます。
CAMITでは、このリンパ節を腹腔鏡画像に重ね合わせて表示させる術中ナビゲーションシステムを構築しています。将来的にはがん細胞の性質に着目したMRI造影剤を開発したり、超音波に反応する薬剤との合成をしたりすることにより、患者さん一人ひとりに最適な低侵襲治療の実現を目指しています。

手術ロボットには最新の工学技術が駆使された「人間の目や手を超える能力」が備わっています。この手術ロボットにナビゲーションの技術が応用できればより高精度な治療が実現されるでしょう。これまで外科医の経験と勘に依存していた外科治療を変革し、種々の生体画像、手術シミュレーション、機能モニタリング、画像誘導を統合し、精確で安全な治療を実現するためCAMITではナビゲーション下手術ロボットシステムの開発を進めています。
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